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2007/07/16

【映画】ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習/BORAT: CULTURAL LEARNINGS OF AMERICA FOR MAKE BENEFIT GLORIOUS NATION OF KAZAKHSTAN

製作:2006年アメリカ  監督:ラリー・チャールズ
出演: サシャ・バロン・コーエン、ケン・ダヴィティアン 他

【STORY】 カザフスタン国営テレビの看板レポーターのボラットが、“祖国”カザフスタンの発展のためにアメリカの文化を学び、カザフスタン国民へ向けてレポートをすることになった。アメリカへと旅立ったボラットだったが…。
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これまた、10日以上も前に観た映画の感想です。あー、あんなに強烈な映画だったのに記憶の隅っこの方へと行ってしまってます(涙)。

強烈な映画でした。ここまでバカやっていいのかしら? こんな映画を大ヒットさせたアメリカってすごいかも。フトコロ深いかも。あんなにバカにされているのにね。

お下品な描写も半端じゃなくあります。エロ描写やお下劣描写が苦手な方には絶対にオススメ出来ません。汚いオッサンの全裸尻相撲を笑って見られる人は是非お試しあれ。

ドキュメンタリータッチのチープなカメラ・ワークなどもステキです。エンドロールのカザフスタンっぽい感じも◎。

どこまでが本当でどこまでヤラセなのか分からないところがすごいです。すべて仕込みかと思ったら、ほとんどのエピソードは「ボラットというカザフスタン人が取材に来るから対応してあげてね」という設定で、アメリカの人たちは目の前でバカやるサシャを本物のカザフスタン人だと思って接していたのね~(苦笑)。

オバカの中にあらゆる人種差別ネタがてんこ盛り。

・ボラットが暮らす村は強姦と娼婦の町デス(ボラットの妹も娼婦)
・カザフスタンは反ユダヤ主義で”ユダヤ人追い"というお祭りがありマス
・ユダヤ人は悪魔のような顔をしていて、メスのユダヤ人は卵を産みマス
・ユダヤ人はゴキブリに化けることも出来るのデス
・ユダヤ人に殺されそうになったら、とりあえずお金を払って逃げましょウ
・女の脳は男よりも小さいのでバカなのは当然デス
・奴隷がいるのは当たり前。アメリカには奴隷はいないのでスカ?
・障害者はおもしろいヨ。笑いのネタにしてもイイでしょ?
・ジプシーを発見したら殺すべし!! 車で轢くべし!!
・カザフスタン人は水洗トイレなど見たことありまセーン(街の中でシマス)
・カザフスタン人はエレベーターなど見たことありまセーン

カザフスタン政府がこの映画の存在を知って、「カザフスタンはそんな国じゃない」と激怒したらしいけれど、これってカザフスタンの描写が本当かどうかってことが問題なのではなくて、アメリカ人たちが知らない国の人間をどう見ているのか、どういう対応をするのかってことを笑う映画なんだよね~。

そういう意味ではアメリカのことばかりを笑えない訳で、これって世界共通のテーマでもあるんだなぁと真剣に思ったりしたわけですよ。

例えば、すごく近い国なのに私たち日本人は中国のことも北朝鮮や韓国のこともよく知らないでしょ。同じように世界のどこかの国の人たちは、いまだに日本人はチョンマゲ結って、着物を着てると思っているらしいし。

もし、ボラットの続編があるのなら、是非とも日本に来て欲しい。海外のコメディ映画をあまり観ない日本人なので、地方でならまだまだゲリラ撮影可能です。怪しい日本人通訳をつけて、日本で『ボラット2』を製作してみてください!

そうそう。私の好きなシーンは相方のアザマットにお金を持ち逃げされ、カザフスタンから一緒にやってきたニワトリを悲痛な面持ちで逃がすシーン。ボラット、いいやつジャーン。ここで流れた音楽がありがちでチープな曲でイイ感じ。

ちなみにボラットでないサシャ・バロン・コーエンはかなり濃ゆめのハンサムだと私は思ってます。ジョニー・デップ主演のミュージカル映画『スウィーニー・トッド』にも出演。ジョニーの敵役の一人です。オーディションでゲットした役だけにかなり気合が入ってるらしいけど、歌があまり上手ではなかったらしく残念ながら歌声はなしとか。

(2007年7月・映画館E)

Official Site : http://movies.foxjapan.com/borat/

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コメント

> こんな映画を大ヒットさせたアメリカってすごいかも。
しかもこの映画、アメリカだけでなく世界24カ国でNo.1とってるんですよね!!正直それって、どビックリです。
日本ぢゃあ、もし、も、大手配給がガンガン宣伝してすんごい館数で上映しても、1位になるかどーか・・・(苦笑)

「人種差別ネタ」、箇条書きの文章がとってもカワイイでありマス♪

投稿: cite | 2007/07/18 01:08

☆彡citeさん

>しかもこの映画、アメリカだけでなく世界24カ国でNo.1とってるんですよね!!

24カ国…。マジですか?
1位にならない日本って逆におかしいんじゃないですかね~?(笑)
やっぱりお国柄ってのはあるのでしょうか。

>「人種差別ネタ」、箇条書きの文章がとってもカワイイでありマス♪

ボラット風に書くのは恥ずかしかったので、かわゆく書いてみました(笑)

そういえば、MTV Europe Music Awards 2005の司会ってボラットだった
んですよね。チラっとだけ観て、「気持ちわる~」ってチャンネル
変えたのを今、悔いてます(^^;

投稿: Michara | 2007/07/19 22:47

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