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2006/03/07

アカデミー賞受賞発表&「crash」おめでと~♪

オスカー休暇が取れていたら、授賞式の模様をリアルタイムでお伝えしたかったのですが出来なくってごめんなさい。

主要部門の受賞結果は速報メルマガで仕事中に知りました。助演男優→助演女優→主演男優→主演女優→監督賞まで「おお、予想通り」と驚きはなかったのですが「作品賞」ですよ。

これは大波乱の結果でしょう。日本の映画サイトでは『ブロークバック』か『ミュンヘン』という見方をしていましたが、アメリカでは大穴でもしかしたらもしかして『クラッシュ』が受賞しちゃうかも、という予想も出てましたね。

主要部門の受賞結果は次のとおりです。

・作品賞 「クラッシュ」
・監督賞 アン・リー「ブロークバック・マウンテン」
・主演女優賞 リース・ウィザースプーン「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」
・主演男優賞 フィリップ・シーモア・ホフマン「カポーティ」
・助演男優賞 ジョージ・クルーニー「シリアナ」
・助演女優賞 レイチェル・ワイズ「ナイロビの蜂」

夕飯食べながら、早送りも入れつつ授賞式を見たのですが、今年のアカデミー賞はなかなかバランスが良くて面白かったですよ。

ベン・スティラーの緑全身タイツ姿に大笑いしたし、ウィル・フェレルとスティーヴ・カレルのバッチリ・メイクのプレゼンターも「なんだかな~(by阿藤快)」な感じで良かったです。

キアヌ・リーヴスの顔がパンパンに脹れていたのですが、また太ったのかなぁ。この人の体型も相変わらず自由自在ですなぁ。

助演女優賞のレイチェルが幸せそうで、とてもキレイでした。主演女優賞のリースのスピーチ中、ライアン・フィリップの顔が何度も何度も映ってましたが、私は「ちょっと複雑」そうな表情に見えましたよ。そりゃねー、奥さんが先にオスカー獲っちゃったらね~(笑)

監督賞は大本命のアン・リーが受賞。次の作品賞も『ブロークバック・マウンテン』で間違いなしという雰囲気でした。

それが、プレゼンターのジャック・ニコルソンの封筒を開けた瞬間の表情が意味深だったのですよ。一呼吸おいて「Crash」という紹介と同時に会場から大歓声が…。いつの間にってくらいの勢いでライアン・フィリップが共演者たちに抱きついていたのが微笑ましかったな~(笑)

授賞式最初のスピーチで司会のジョン・スチュワートがこんなことを言ってたんですよ。

マット・ディロンは今回、初ノミネートですね。彼は素晴らしいです。そういえば、『クラッシュ』には隣の席のサンドラ・ブロックも出演してるね。他にはテレンス・ハワード、ブレンダン・フレイザー、ドン・チードル、ライアン・フィリップ。そうだ、いっそこうしよう。今この会場にいる人で『クラッシュ』に出ていない人は手を上げて。(意訳あり)

会場には、『クラッシュ』に出演していた俳優達がたくさん来ていました。プレゼンターも務めたリュダクリスもその中のひとり。残念ながらブレンダンとドン・チードルは見えなかったけど…。(名前だけか) そう思ってみれば、やっぱり今年のオスカーの主役は『クラッシュ』だったのかもしれないな。

『クラッシュ』が作品賞を受賞したと知った時、「オスカー会員はやっぱりゲイには批判的なのかな~」と思ったんですよね。だから、『クラッシュ』の作品賞受賞を素直に喜べなかったの。

でも、授賞式の様子を見たら、その考えが吹っ飛びました。受賞した瞬間、監督やプロデューサー達、それに出演者達が集まってきて肩を叩き合って喜ぶ姿。会場もその様子に惜しみない拍手を贈っていました。もちろん、ゲイに批判的な方たちもたくさんいたのでしょうけど、お祭りなんだしイイじゃんイイじゃん。大本命ばかりの授賞式なんてつまらないよ。

ハリウッドでこれだけのキャストを集めて一つの作品を作り上げたってこと、そのものが「作品賞」に値すると思うんです。

WOWOWのホストの伊原剛志さんや戸田なっち、映画評論家の人たちは『クラッシュ』の作品賞受賞に随分と憮然としていたけど(笑)、本来の映画製作のあるべき姿が『クラッシュ』にあったような気がするんですよね。

大作に出演したら何億、何十億というギャラを貰う俳優たちが、「この映画は作られなければいけない」という信念を持ち、わずかなギャラであの大熱演ですよ。製作側も「絶対にこの映画を撮るんだ!」という気持ちで挑んだのでしょう。ポール・ハギス監督は撮影中、心臓発作で倒れたことがあったそうです(WOWOW情報)

『クラッシュ』には製作者、出演者、配給会社が一丸となって作った作品っていう印象がありますよね。アメリカでの公開時期なんてオスカー戦線離脱を意味する5月だった。評論家の意見も真っ二つ。本当ね~、よく受賞したよ。

ただし、好き嫌いが大きく分かれる作品だと思います。ネットでいろいろな方の感想を読んだけど、キャラクターや会話の意味をまーったく理解出来ない人も大勢いました。それに日本人にはアメリカの人種差別や偏見の問題って分かりにくいんですよね。これから観に行く方は過度の期待はしないでね(笑)

それから、ブレンダン・フレイザー・ファンへのニュース。会場やレッドカーペッド、アフターパーティなどでブレンダンの姿は見つけられませんでした。まだ、どこかで撮影中かな。ただし、授賞式前のレッドカーペッド・スペシャルで『キング・コング』にちなんで、ハリウッドで過去に製作されたおサルが登場する作品をいろいろと紹介したんです。

その中でブレンダンの『モンキーボーン』と『ジャングル・ジョージ』が(たぶん全世界的に)流れました。この作品順で映像が流れたから、まさに使用前→使用後って感じでしたが…(笑)。ファンとしてはおサル映画として紹介されて喜んでいいのか、悲しんでいいのか(プププ)

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映画雑記 05年4月~」カテゴリの記事

コメント

ありがとう~!!!慣れない職場での初仕事で大変でしたでしょうのに、あぁなんって臨場感+映画への愛あふれるアカデミー賞ルポでしょう!!!
私はWOWOW入ってないので、結果発表とNHKでちょこっと映像見ただけ(T-T) でも、Micharaさんの文章拝読し、わくわくとニコニコのおすそ分け頂戴いたしましたよー!!!
ベン・スティラーの緑タイツて何~(爆)!!!
それ以上に「なんだかな~(by阿藤快)」にバカウケしちゃいましたよもぅー!!!たまんなくソソられる表現ぢゃないすか!!!妄想が頭ン中で広がりまくりですよぅ~!!!ほかにも、書いてるとキリないんでやめときますがw、本当に楽しませていただきました。ありがとう~m(_ _)m

オチ(←ア、チガウ?w)がまたMicharaさんらしくてサイコーでした♪

投稿: cite | 2006/03/07 02:02

私からも、ありがと~!!
とてもすばらしいリポートです!
いつもながらの語り口、絶妙なツッコミで
ツボを刺激されまくりました。

お忙しい中、これだけのものを書きつづってくださるMicharaさんって、すごいわ~。

ライアン・・以前、タブロイド誌の投票で「ハリウッドのセクシーなパパ」のNo.1に選ばれてましたね。いい夫でいいパパなんでしょうかねぇ。

おサルなブレンダン、大好きなんですが、
これがクラッシュで出てくる人と同じ人だなんて、
初めて知った人はどう思うんでしょうね(^^;)

投稿: minako | 2006/03/07 16:01

わー、ありがとうございます!!
臨場感たっぷりで、とっても楽しく読ませていただきました。感謝m(__)m
あの緑の人はベン・スティラーだったんですね~ 特撮か?とか思ってました。 

>授賞式の様子を見たら、その考えが吹っ飛びました
ニュースで映ったわずかな映像でしたが、とにかく凄く喜んでいるのが伝わって来る場面でしたね。こちらからも、何も考えずに「おめでとー!」って叫びたくなりました。
あそこにブレンダンがいたらどんなだったかな~と想像せずには……

でも、おサル映画で参加してたんですよね?
さすがブレンダン、ということで……(^^ゞ

投稿: シラ吉 | 2006/03/07 18:22

BS2で3月18日、19日にアカデミー賞の総集編が放映されま~す。
BS見られる方はチェキしてくださいませ(^^)

☆彡citeさん
こちらこそ、温かいコメントに癒されてますよ♪ 本当にありがとうございます。
レッドカーペッドのウィルがいっぱい映っていたんです~!! 
奥さん(!?)も隣にいたみたいです~!!

そちらの録画はまだ観ていないので、後でチェックし直してみますね。
オチも喜んでいただけたよーで(笑)


☆彡minakoさん
新しい職場2日目にしてグッタリ。帰宅後、夜寝してしまいました(^^;

>ライアン・・以前、タブロイド誌の投票で「ハリウッドのセクシーなパパ」のNo.1
確かに若くてカッコいいパパですよね。でも、私が以前見たのは、
仕事はリース、子供の世話はライアンってな記事でしたよ。
でも、クリント・イーストウッドの次回作に出演するんですよね、確か。
ライアンの方も仕事ノッテきてますね(^^)

>これがクラッシュで出てくる人と同じ人だなんて、
そうなんです。スチュとジョージが同一人物ってのも「えー!?」ですもんね。


☆彡シラ吉さん
>あの緑の人はベン・スティラーだったんですね~
そうそう。本人は画面に自分は映っていない(つもり)で演じてるんです。
オスカー授賞式といえども、コメディアンたちは面白いことしなくっちゃ。
大変ですよね~。

>とにかく凄く喜んでいるのが伝わって来る場面でしたね
プレゼンターのジャック・ニコルソンは「ブロークバック」に投票してたんですって。
それで、「おぅ?」って顔して発表したのだと思います。「クラッシュ」の関係者が
受賞を1番驚いていたと思いますよ。
ゴールデングローブの雪辱なりましたね(^^)

投稿: Michara | 2006/03/08 01:15

Micharaさん、こんにちは。
私は、このクラッシュという映画の日本公開に関わった人間のひとりです。
今日は、お礼を言いたくてコメントさせていただきています。
Micharaさんもご存じの通り、この映画はとても地味です。日本でも知名度も、現段階においても決して高くありません。
そんな映画を、昨年から常に応援し続けて頂き、本当にありがとうございます。すごく、嬉しかったし、励みになりました。
この映画に関わっている人間のほとんどは、この映画を本当にいい映画だと思っていて、たくさんの人に見てほしいと、心から願っています。
だから、作品賞受賞はとても嬉しいですが、それよりもこのブログに集まってくださる方たちのように、この映画を好きだと言ってくれて、実際に映画館に足を運んでくださることが、もっと嬉しいんです。本当に、感謝しています。
私個人の所属や名前を伏したままお礼を述べていることが心苦しいですが、その点はどうかご了承ください。また、この文章は、削除していただいて結構です。
これからもMicharaさんが、
素敵な映画と出会い、人生を豊かに過ごされることを、
心より願っております。
重ね重ね、本当にありがとうございました。

投稿: 匿名 | 2006/03/08 17:05

匿名様、コメントいただきまして、ありがとうございます。
関係者の方からコメントいただくことががあるなんて考えてもいなかったので、
とても困惑して、そして緊張しております。

もともとは好きな俳優さんが出演しているということで興味を持った作品です。
英語力がないにもかかわらず、日本で大きく紹介される前から、監督や
出演者のこと、舞台裏などポチポチとですが調べていました。
そして、作品そのものに興味を持つようになっていきました。

小さい作品は日本では公開されないことも多いので、はやい段階で
日本公開がされることを知って、本当に嬉しかったし待ち侘びていました。

映画好き(&ブレンダン・フレイザー・ファン)のお友達が全国から集まって
2月に作品を鑑賞したんです。今回の作品賞受賞は、その鑑賞会を
一生忘れられない思い出にしてくれましたし、「クラッシュ」という作品も
とても大切な映画になりました(^^)

日本の「クラッシュ」関係者の方たちも作品のことを大切にされている
気持ちがいろいろなところで感じられました。大作ではないので、きっと
限られた予算の中で大変だったと思います。

といっても、BLOGには辛口&的外れなことも書いていたと思います。
それが「売り」とはいえ、お恥ずかしいです…。申し訳ありません。

作品賞を受賞したことで、コアな映画ファン以外の関心も相当向きますね。
日本でもたくさんの人たちが見てくれることを願っています。そして、
いろいろなことを考えてくれるといいですよね。

私自身、この作品について、まだ色々と考えるところがあって感想が
書けないんですよ。日本版のDVDも楽しみにしているんです。
映画観終わった後、「DVDいつ出るかな~」と言い合いました!!(笑)

このような素晴らしい映画を日本でも観られることが出来て、本当に嬉しい
です。ありがとうございました。ますます、映画が大好きになりました。

何より、関係者の方たちが「クラッシュ」に愛情を注いでくださったということを知る
ことが出来、映画ファンの一人として本当に嬉しいです。感謝の気持ちで
いっぱいです。これからも頑張ってください。本当にありがとうございました!!!!!

投稿: Michara | 2006/03/08 22:39

「クラッシュ」、仕事先でも話題になってましたし、
今日、偶然聴いていたFMラジオでも
「いい作品ですよ~。ぜひ、もっといろんな映画館でやってほしい。」と
DJの人が言ってました。

クラッシュの評判が日本でもジワジワ上がってきてるんですね。
日本公開に尽力された方には感謝です~。

私もまた見に行きたいと思ってます(^^)

投稿: minako | 2006/03/10 22:12

撮影が決まってからすぐだったので、おととしからこの作品を追いかけていたことになりますね~。
長かったような短かったような・・。
こんなに嬉しいことが起こるなんて想像もしていなかったけど。
作品賞って、監督もキャストもスタッフも、そして関係者全員に与えられた称賛だと思うので、感慨もひとしおです。

>匿名様
こんなに素晴らしい小品を公開してくださって、本当にありがとうございました。この作品を一人でも多くの方に観ていただけるよう、これからも友人達に伝えていこうと思います。
私自身もまた観に行きます。

投稿: linkrick | 2006/03/11 02:11

☆彡 minakoさん

>「クラッシュ」、仕事先でも話題になってましたし

おお、minakoさんのところもですか。
新しい職場には映画好きさんが多いらしく、仕事場のテスト用BBSに
”今年のアカデミー賞作品賞は「クラッシュ」。監督はポール・ハギス"
って書き込んでいる人がいました。

思わず、「ブレンダンも出演」と続けて書きたくなりました(^^;


☆彡 linkrickさん

>作品賞って、監督もキャストもスタッフも、そして関係者全員に与えられた称賛だと思うので、感慨もひとしおです

そうですね。それだけに「確実」と言われていた『ブロークバック』で作品賞が
とれなかったアン・リー監督の姿が寂しそうで、ちょっと切なかったりもしますが…。

『クラッシュ』の方が今のアメリカにタイムリーだったってことでしょうね。

私のところでも公開決まったんですよ~。嬉しいです(TT)
職場が変わったので、少し遠くなってしまったのですが、最低1回は
観に行きたいと思ってます。とにかく万歳!!!!!

投稿: Michara | 2006/03/12 02:41

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