« TAKEN | トップページ | Inkspell »

2005/09/21

ブラックホーク・ダウン(BLACK HAWK DOWN) ★★★★

ブラックホーク・ダウン コレクターズ・ボックスBLACK HAWK DOWN COLLECTOR'S BOX製作:2001年アメリカ
監督:リドリー・スコット
ジャンル:戦争/アクション/ドラマ

出演:ジョシュ・ハートネット、ユアン・マクレガー、エリック・バナ、トム・サイズモア 他

【STORY】 1993年、内戦を鎮圧するためソマリアに兵士を派遣したアメリカ。収束しない内戦に焦り始めたクリントン政権は、10月3日、敵対するアディード政権の本拠地へ特殊部隊を投入した。しかし2機のブラックホーク・ヘリが撃墜されたことから兵士たちの運命は一変。奇襲作戦は失敗に終わり、1000人近いソマリア人とアメリカ兵士18人の死者を出す結果になった。実話をもとに映画化。
-------------------------------------

生々しい描写がきつい。こういう戦争映画はやっぱり苦手です。夕飯食べながら見始めたんですが、いきなりヴォーン!!ときます。うわー(泣)

最近、DVDをレンタルする時は前知識なしで見ることにしています。この作品をレンタルした理由は「戦争映画の中で評判が良かった」、「出演者陣が豪華」というこの2点だけ。時代背景などについても一切調べないでレンタル。恥かしながら1993年にソマリアでこのような事件があったこと、まったく知りませんでした。

見終わって感じたこと。素人が見ても分かるような失敗をアメリカ軍はなぜ犯したのだろう。1時間足らずで終わる簡単な任務だから水もいらない。装備も軽装で良い。その油断が彼ら自身を苦しめる結果になってしまいました。

「一人も残さずに基地へ連れ帰れ!」

それはたとえ死体であっても、肉片一つであっても。兵士たちの仲間意識の強さは分かりますが、その結果が多くの死者を出したとしか思えません。ヘリの墜落現場へいるかどうかも分からない生存者の救出に向かったことにより、100人足らずの兵士たちは民兵数千人に囲まれます。

スマートに終わるはずだった奇襲作戦が市街地戦へと突入。結果、500~1000人とも言われるソマリア人の死者を出したそうです。もちろん、アメリカ側も18人の死者を出します。当時、米兵の死者がソマリア人に引きずり回されるシーンが全米で放送されてしまったのだとか。

映画ではアメリカが介入した理由として、「部族間紛争により飢餓が蔓延し30万人以上の死者が出ている状況を救わなければいけないから」と語っていました。実際のところ、紛争を引き起こすきっかけを作ったのはアメリカ。米ソ冷戦時代にソ連に対抗するためにソマリアへ資金援助、武器供与をしていたのだそうです。

アフガニスタンのこともまったく同じじゃない? アメリカは同じようなことを何度も何度も繰り返しているんですね。

「自分が何のために闘うのか」という答えを見つけようと苦しむ、若い一人の兵士の姿が切ないです。彼らは自分達が政治の駒のひとつであるなんて思いたくはない。自分の意志で、正義のために闘っているんだと信じたいのです。また、一人の兵士は「俺は仲間を救うために闘っているんだ」と語ります。

こういう出来事があったんだ、ということを知るためにも見るべき映画の1本だと思いました。

主演をはれる俳優さんが数多く出演しているので、それを見る楽しみもあります。ジョシュ君は『バラサイト』しか見たことがなかったのですが、短髪にしてるとなかなか精悍。声も低くてイイ。ユアンはオビワン・ケノービとは思えないヘッポコぶり。エリック・バナさんは渋いし、オーリーとヨアン君はあっという間にいなくなるし。他にもたくさんの「あ~、この人見たことある~」というお顔が登場しています。

(2005年9月・livedoor ぽすれん

強襲部隊―米最強スペシャル・フォースの戦闘記録
原作本はコチラ。映画では語られなかったソマリア側からの視点も描かれているそうです。

※イラクで起きた住民達の暴動の様子がニュースで流れましたね。この作品を見た後だっただけに衝撃でした。
イラク南部 英軍、住民と衝突 拘束2兵士を強行救出(05/09/21)

|

« TAKEN | トップページ | Inkspell »

映画の感想--ハ行」カテゴリの記事

コメント

こんばんは~。

秋の夜長にこれまた重たいテーマの映画を見ちゃいましたね~。
わたしもヨアン君が出ていると知って、「ソマリアでの実話を元にした作品」
というだけしか知らずに観て、半分くらいで
とうとうドロップアウトしちゃったクチです(~_~;)

でも、途中まで観て感じた事はMicharaさんと
全く同じでした。
アメリカは何度同じことを繰り返せば
「自分達だけが世界を変えられる訳ではない、
世界中の一人一人の力で少しずつ変えていかなくては意味がない」と
いうことを理解する日が来るのだろうかと
しみじみ思います。

人を殺してまでひれ伏させてまで、憎しみから
復讐してまで勝ち得た物には何の意味ももたない。
みんながそれを分かる日が来るのは一体いつになるんでしょうね…。


投稿: Jam | 2005/09/22 00:30

☆彡 Jamさん、おはようございます。

>>秋の夜長にこれまた重たいテーマの映画を見ちゃいましたね~。

そうなんです。でも「重い」より「グロい」のがつらかった(泣)
今、「頑張って戦争映画も見よう!」月間なの。
楽しいものばっかりじゃいけないワ!と思って(^^;

ヨアン君が登場した時、「お、Jamさんの気になる人だ♪」と思ったのに
あっという間に出番終わっちゃってビックリ!! 軍服姿かっこ良かったから
もったいなーいって思いましたよ。

>「自分達だけが世界を変えられる訳ではない、

そうですよね~。世界中のみんなで考えて動いていかなくちゃいけないと
思います。アメリカって、何事においても常に世界で1番でなくちゃいけないって
思ってるからね。でも、アメリカが弱くなると世界のバランスが崩れてしまうし。

まずは戦争で儲けようとする人間がいなくならないことには…。

日本人ももっと色んなことに関心持たなくちゃいけないなぁと本当に
思いましたよ。

投稿: Michara | 2005/09/23 12:08

気になる人で思い出したんだけど(本編と関係なくてごめん!)
Green DayていうアーティストをMicharaさんが
気に入ってたでしょう?

BON JOVIも今回のアルバム特典のDVDの中で
彼らの事をめちゃ誉めてたんですよ!
でも、恥ずかしながらわたしはGreen Dayの顔と声が
一致しなくてですねぇ(汗)
ダーリンに「うちにもCDある?」と聞いたら、絶対一度は聞いてるはずだと
いうことで、出してきてもらったんだけど(MDをね)
バンド名が「Green Days」と書いてあったらしい。
「S」がついてると全然違うバンドになっちゃうんでしょうか???
それとも同じバンド?
よく分かんなくてごめんね(>_<) また教えてね♪

投稿: Jam | 2005/09/23 19:06

こんばんは!Ponndeです^^
皆さんのブラックホークダウンの感想読みました。そういう見方の方が多いのかな~なんて
思って少し驚きました。私は戦争映画って嫌いじゃないんです。だからかどちらかと言うと
仲間の為とかという部分にただただ感動してました。人の為に死ねるのか…なんてとこに
目を奪われていました。この映画は何度も繰り返し見たのですが、皆さんの感想を踏まえてもう一度見てみようと思います。

投稿: Ponnde | 2005/09/23 23:15

☆彡 Jamさん

そーなの。Green Day、気になってるんだけど今月は余裕がなくて、
まだアルバム2枚しか買ってないんですよ。

>>でも、恥ずかしながらわたしはGreen Dayの顔と声が

あ、私もまだメンバーの名前とかは、よく分かんない(^^; 
まんま、パンク野郎って感じなんですよ。
「いいのか、その33歳は!?」って思ったもの。

>>「S」がついてると全然違うバンドになっちゃうんでしょうか???

あ、どうなんでしょう。Green Daysってバンドもあるのかなぁ。
キャリア的には10年ちょっとあるみたいですよー。

でも、BON JOVIさんに誉めてもらえるバンドなら応援しても大丈夫かな(^^)
すごく嬉しい!! 教えてくれてありがとう~♪

投稿: Michara | 2005/09/24 02:00

☆彡 Ponndeさん、こんばんは~。

Ponndeさんオススメの『ブラックホーク・ダウン』見ました。
感想には書かなかったんですけど、ウィリアム・フィクトナーさん、
とってもカッコ良かったです。ヘッポコ・ユアンとのやりとりも
あの緊張の中、ほのぼのでしたね(^^)

戦争映画の何が苦手かっていうと、痛い・グロイ描写がダメなんです。
だから、今までほとんど見たことないんですよ~。でも、Ponndeさんに
オススメしてもらって良かった。

こういう出来事を知らないで過ごしてたなんて恥ずかしいですから(^^;

>>人の為に死ねるのか…なんてとこに

本当にそうですよね。2機目のブラックホークが墜落した現場に降りた
兵士達は完全に「死」を覚悟してましたもんね~。
「どうして?誰が生き残ってるのかも分からないのに!?」って驚きました。
あ、でも、真剣に見すぎるとダメですよね。映画は娯楽ですもん。

ウィリアムさんって日本では「フィクトナー」さんとか、「フィクナー」「フィシュナー」
いろいろ表記されてますよね。英語読みでは、どれが近いんでしょう?
すごく気になってます(^^)

投稿: Michara | 2005/09/24 02:15

Michara さん、こんばんわ^^
アメリカの方ではフィクナーらしいです。
(フィッシュナーは改名前の名前だと思います。私もインターネット上での情報なので未確認ですが…)日本ではフィクトナーと調べた方が沢山検索出来るかと思います。
 ブラックホークダウン…確かに半分に切れた人とかいたし、足の麻酔なしの手術も力が抜けそうになりますよね^^;でも、ツイツイ身びいきになっちゃいます。
 

投稿: Ponnde | 2005/09/25 19:33

☆彡 Ponndeさん、こんばんは。

>>日本ではフィクトナーと調べた方が沢山検索出来るかと思います

なるほどー。外国の方のお名前って難しいですよね。無理やり、
カタカナ表記にするから読み方とは違ってる場合も多いですしね。

ちなみにブレンダンはアメリカでもよく名前を間違って呼ばれるんですよ。
本人もネタにしてるんですけど。

「ブレンダン・フレイジャー」って呼ばれることが多いです。
(イバラギとイバラキくらい違うんでしょうか?)

あとは「ブランドン」って書かれることもすごく多いです。
→本国でも知名度イマイチ!?

>確かに半分に切れた人とかいたし、足の麻酔なしの手術も力が抜けそうになりますよね

そこです、そこ!! あの半分になった人は本当にリアルでした(泣)
「動脈、捕まえるから」のシーンも怖かったですー。

でも、好きな人が出てる作品は何度も見るから平気になっちゃうんですよね。
私も『ハムナプトラ』の虫さんが最初はダメだったのに、今はちっとも
気になりませんよ(^0^)

投稿: Michara | 2005/09/25 22:16

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/37680/6041902

この記事へのトラックバック一覧です: ブラックホーク・ダウン(BLACK HAWK DOWN) ★★★★:

« TAKEN | トップページ | Inkspell »