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2005/08/07

シン・レッド・ライン(THE THIN RED LINE) ★★★

シン・レッド・ライン
製作:1998年アメリカ
監督:テレンス・マリック
ジャンル:戦争/ドラマ

出演:ジム・カヴィーゼル、ショーン・ペン、エイドリアン・ブロディ、ベン・チャップリン、ジョン・キューザック 他


【STORY】 1942年、アメリカ軍は日本軍の駐留するガダルカナル島を、太平洋戦争の重要な拠点と見なしその占拠を図った。だが一歩ジャングルの奥に足を踏み入れると、そこは紛うことなき戦場であった。彼らは生と死の境界(シン・レッド・ライン)を彷徨っていく。
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数年前の雑誌のインタビューでブレンダンが『シン・レッド・ライン』に出演したかったんだよーと答えていて、「どんなコメディだったのかな」と失礼なことを考えた私です。ごめんなさい。

テレンス・マリック監督という人は、その業界、また映画通の人達にとっては「伝説の監督」なのだそうです。20年間沈黙を続けていた監督が久しぶりに映画を撮るということで、当時たくさんの俳優たちがその作品への出演を希望したと、どこかで読みました。

普段、戦争映画はほとんど見ない私。何がダメかというと、人が死んでいく姿を見ることがツライから。ホラー映画やモンスター映画で人が食べられて「ワー、内臓が出ちゃってるよ~」というのとは違うんですよ。子供の頃は平気だったはずなんですけどね~。

恐る恐る見た戦争映画でしたが、すごく哲学的な作品でした。1回見ただけでは何も語れないくらい難しかったです。登場人物もたくさんで誰が誰だか見分けもつかないうちに終わってしまいました。見た人の意見が「傑作!」と「つまらなくて寝た」の2つに分かれてしまう理由もよく解ります。

冒頭から「これって戦争映画?」と疑いたくなるほどの平和な南国の風景。そこが戦場になっているとは思えないほど、普段どおり平和に生きる原住民。笑顔の美しい子供達。戦闘シーンの合間には力強く生きようとする動物達の姿や美しい景色が何度も何度も流れます。そして、哲学的なモノローグ。うぅん、難しいよー。

ジム・カヴィーゼルの物悲しい瞳の演技はすごい。あの戦場の中でただ一人、「僕は世界をすべて見通してますよ。同じ地球上に住む人間同士が争い殺しあうって、何と悲しいことなのでしょうね」的な瞳なんですよ。そりゃ、イエス・キリストも演じちゃう訳だよ、って思いました。

見終わった後、心がズーンと重くなるかと恐れていたのですが、字幕が戸田奈津子さんで良かった。「あ、なっち字幕だ!」と気付いた途端、ダークサイドに落っこちなくて済んだから。(オイオイ)

(2005年8月・CS)

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