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2005/05/22

誰も知らない(NOBODY KNOWS)

誰も知らない
製作:2004年日本
監督:是枝裕和
ジャンル:ドラマ

出演: 柳楽優弥、北浦愛、木村飛影、清水萌々子、韓英恵、YOU 他


【STORY】2004年のカンヌ国際映画祭で、長男役の柳楽優弥くんが日本人初となる男優賞をカンヌ史上最年少で受賞し大きな話題となった作品。
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「見なければよかった」と後悔しました。私はこの作品、ただのドラマとして見る事が出来なかったので。

きっと、この作品を見た方は「ひどい母親がいたもんだ」と思うでしょう。こんな可愛い子供達を置き去りにして、好き勝手出来る人間の心理が分からないと思うでしょう。

私も、この作品の母親の気持ちは理解出来ません。でも、こういう人は実際にいるのです。もしかしたら、この母親と同じようになっていたかもしれない、そんな女性を知っています。

自分の子供に愛情がない訳ではないのです。ただ、彼女たちにとっては母親である前に自分が女であることがまず大事なのかもしれません。それはいいのです。女性が女であることを捨てる必要はないから。その時に自分が母親であることをすべて放棄してしまうことが問題。

子供だけでやっていけるかどうかなんてことは考えなかったのかもしれない。「きっと何とかなるでしょう。いざとなったら誰かが何とかしてくれるでしょう。」そんな風に考えただけかもしれない。心の奥底では分かっていたけれども、あえて目を背けていたのかもしれない。

実際にあった事件をモチーフにしたそうですが、実際の事件はもっと陰惨です。事件の当事者たちは、この作品をどう思うのでしょう。私にはよく分かりません。

この作品に「感動した」なんて感想はつけないで欲しいなと正直思いました。なんて言ったらいいのか分かりませんが、こういう悲しい子供たちがいない世の中になればいいなと願うばかり。それが言いたくて、あえて書きました。

普段はオバカばかり書いてるBLOGなので、投稿したものの一度は削除しました。それでも、こういう親が物語やニュースの中だけの話ではない、ということを知ってもらいたい。『誰も知らない』のような無責任な親になりえる予備軍は日本中にたくさん、たくさんいると私は思っています。

ごめんなさい。感情的になっているかも。もちろん、ご覧になった方が自由に感想を持っていいんです。ただ、私はそんな風に思っただけ。お子さんがいらっしゃる方は、どうかたくさんの愛情を注いであげてくださいね。

「まだ小さいんだ。どうせ分からないだろう」と親が思うようなことも、子供って分かっていると思うのです。頭では理解出来なくても、心のどこかで感じているんです。子供たちの生命力は確かに強い。親はいなくても子供は育つかもしれない。どんな状況下でも食料と衣服、寝る場所があれば生きていけるでしょうね。でも、「ぼくは愛されているんだな」と信じさせてあげることが何よりも大切だと思います。

単純に映画として見たならば、柳楽優弥くんの目力は素晴らしい。次回作の『星になった少年』も実話から生まれた作品らしいです。彼はどんな大人になっていくのでしょうね。

出来れば、この記事にはトラックバック、コメントは入れないでください。ごめんなさい。明日からはまたバカに戻ります。

(2005年5月・CS)

Official Site : http://www.kore-eda.com/daremoshiranai/index.htm

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