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2005/03/19

『オペラ座の怪人』考察 (クリスティーヌ編 その1)

ワタシの住んでいるところでは、『オペラ座の怪人』の公開も来週までのようです。4回見に行ったし、自分なりに充分楽しみました。これからはDVD発売されるまで我慢ガマン。

今回はクリスティーヌについて考えたことをまとめてみます。長文です。ごめんなさい。

ファントムの心情は非現実的すぎるので空想しやすいのだけど、クリスティーヌが実は一番理解しにくいです。見た女性のその時その時の気持ちがそのまま反映されてしまうのかもしれない。

--クリスティーヌはファントムを愛していたのか。

これが一番の謎ですね。父親の贈った天使(=父親の魂)だと信じ込んでいた頃は憧れと父親に対する「愛」のようなものを感じていたと思います。

それは地下に行く時までは変わらなかった。好奇心で彼の仮面を剥がしてしまうまでは・・・。

恐ろしいファントムの片方の顔を見た瞬間、何より驚いたのは彼の激しい怒りがクリスに向けられたこと。さっきまでの紳士的な彼とはまったく違う様子に恐怖を感じたはずですよね。

「突然、何をするか分からない狂人・・・」と。(あと、どーみても普通じゃない怪人さんのお部屋もね。キショいでしょ)

それが決定的となったのが、ブケーの殺害。自分の思い通りにならないと殺人さえも犯してしまうファントムという恐ろしい存在に恐怖を覚え、自分が小さい頃から囚われの身であったと知ります。

「ラウルが危ない・・・。次はラウルが殺される」。

人間って危機的状況に陥った時、恋の炎も燃え上がってしまう訳で(『スピード』なんて映画が典型ですね)、ラウルとクリスティーヌが愛を確かめ合うキッカケを作ってしまったオバカ・ファントム。

仮面舞踏会の日、ラウルとの婚約指輪を胸元につけて、「婚約の話は内緒よ」とクリスがいうのは、ファントムにバレたら大変だという恐れを感じている証拠ではないでしょうか。

ただし、数ヶ月間ファントムの姿を見ていないので、この時「恐れ」は少しだけ薄れていたのかもしれません。婚約という幸せの絶頂のクリスの前にファントムが姿を現します。その時のクリスティーヌの気持ちは、とても複雑だったはずです。

「恐れ」よりも先に「また会えた」と思ったんじゃないかなぁ。そして、「また、この人に歌を教わりたい」と、「まだ彼は私の音楽の天使なのではないか」という気持ちが先に出てきたのではないでしょうか。

彼女の心は揺らぎます。それを確かめに父親の墓を訪れるのですが、オバカ・ファントムはまたしてもうっかりミス炸裂。しかも、ラウルに負けてヘタレだし。

ここが1回目の鑑賞からおかしくて笑ってしまうんだけど、普通あーゆー場面ってファントムが勝つでしょ。なんで、負けるかなぁ~って不思議で仕方がない場面なのです。

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