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2004/11/23

スーパーマンIII/電子の要塞(SUPERMAN III) ★★★

スーパーマンIII 電子の要塞
製作:1983年アメリカ
監督:リチャード・レスター
ジャンル:SF/アクション

出演:クリストファー・リーヴ、リチャード・プライヤー、ジャッキー・クーパー、マーゴット・キダー 他


巨大コンピューター産業の社長ロス・ウェブスターは、画期的な超高性能コンピューターを開発し、世界の富を一手に握ろうと大陰謀をめぐらしていた。このコンピューターに”悪魔の力”をインプットするために選ばれた男は、欲に目のない天才プログラマー、ガス・ゴーマン。この2人が企んだ計画をスーパーマンが阻止するが、弱点であるクリプトナイトの力によって、スーパーマンは正義の心を蝕まれてしまう。
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びっくりしました。なんと3作目ではスーパーマンが不良になっちゃうんですよ~。何てこったい、なんてこったい! ヤサグレて昼間っからバーでお酒を飲んでいるスーパーマン。イヤ~ン、これってコメディなの? しかも、不良スーパーマンだから、あのスーパースーツも薄汚れ無精ヒゲ。女性ともウフ~ンな事しちゃうし(いいのか、これで?ワタシは大笑いしたけど)

なるほどね~。3作目の評判が悪かったというのも解る気がします。正義のスーパーヒーローが大活躍する痛快活劇を期待していた人には「なんだよ、これは~」って感じだったでしょうね。当時は不評だったかもしれないけれど、今なら再評価されそうな感じもしますよ。

どうも、この作品は意図的にスーパーマンの存在そのものをブラックコメディにしちゃったみたいな感じがあります。子供の頃のワタシだったら「あれれ?」だったかもしれないけれど、スーパーマンだって地球で育った地球人な訳ですよ。ただ、ちょっとだけ体が屈強で空を飛べて、目から光線が出せるだけ。

だから、人間としての欲だってある訳だし、男としての欲だってある訳。どんなにスーパーマンが空を飛べたって、彼一人で地球上全部のゴタゴタを片付けられる訳もないし。前作まであんなにゾッコン(死語?)だったロイスのことなんて、今回はまるで眼中にないんですよ。今回は初恋の君に夢中なの。なんとも人間臭いでしょ?

それにね、ヤサグレたスーパーマンがする悪事ってのが子供のイタズラみたいなんですよ。ピサの斜塔をまっすぐにしちゃったり、聖火ランナーの火を吹き消しちゃったり。結局は悪人になりきれないのね。

改めて見て、クリストファー・リーヴさんの演技力がなかなかである事を知りました。クラーク・ケントの時のオッチョコチョイな雰囲気と正義のスーパーマンの時の爽やかな雰囲気と、そして今回の不良スーパーマンの雰囲気、すべて違うんです。それもすごく自然な感じ。不良スーパーマンの時のヤサグレた瞳にはクラクラ~ってしました。全編、このブラックスーパーマンでやって欲しかったよ…。女性ファンにはたまらんでしょう(笑)。

クリストファー・リーヴさんの隠れた名作と呼ばれている『ある日どこかで』と『デストラップ・死の罠』も近いうちに観たいと思います。クリストファー・リーヴさんのご冥福を心からお祈りいたします。

(2004年11月・DVDレンタル)

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