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2004/11/23

ボウリング・フォー・コロンバイン (Bowling for Columbine)

ボウリング・フォー・コロンバイン
製作:2002年アメリカ
監督:マイケル・ムーア
ジャンル:ドキュメンタリー

出演:マイケル・ムーア、チャールトン・ヘストン 他


1999年4月20日、コロラド州リトルトンのコロンバイン高校で起きた、少年二人による銃乱射事件を機に見えたアメリカ銃社会の現状。なぜ銃を捨てる事ができないのか? そんな根本的な問いに“マイケル・ムーア”が自慢の突撃取材でタブーとされてきた銃社会アメリカの病理を暴く!
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こういうドキュメンタリーって怖いですよね。「ドキュメンタリー」なんだから、すべてが真実だと思ってしまう人達も数多くいるでしょう。これはマイケル・ムーアの視点で見た"アメリカという国"ということを理解した上で鑑賞しないと、とてもとても怖い作品なのではないだろうかと思いました。

ドキュメンタリーに限らず、テレビのニュースでも映画でも小説でも同じことなんですけどね。流される情報は一方的で、私達はそれを「本物」だと信じて見たり読んだりしている訳です。ウソは無いかもしれないけれど、私たちが知らない面もたくさんあるのかもしれない。結局は、何がウソで何が真実なのかを判断するのは私たちな訳ですよね。

マイケル・ムーアの作品、恥ずかしながら今回は初めて観ました。ユーモアと皮肉たっぷりでアメリカの銃社会に切り込んでいく姿は素晴らしいと思うし笑えますね。

これを観ている途中で、小林よしのりの『新・ゴーマニズム宣言SPECIAL 戦争論』を読んだ時のことを思い出しました(今、Amazonで調べたら3作目まで出ているのですね)。このマンガを読んだ時の衝撃は大きくて、「私たちは学校で本当のことを教えてもらっていない」と色々と考えたものでした。そして、一瞬でもそこに書かれていること全てが真実で間違いのないものだと信じ込んだ瞬間があります。

でも、この頃よりも少し大人になった今なら、「この戦争論も小林よしのりの視点から見た一つの考え方」と理解できるんです。人間の考え方は千差万別です。同じ事柄を表現するにしても、100人いたら100通りの捉え方があって当然なんですよね。

だから、この『ボーリング・フォー・コロンバイン』も一つの考え方として、一つの知識として見るべきなんじゃないかなと思いました。そして、観た人たちが色々な意見を交わす、それで良いのではないでしょうか。

結局、真実を知っているのはその場にいた当事者だけ。事件を起こしたコロンバイン高校の少年達がその日、何を思っていたのかも本人達にしか解らないのです。もしかしたら、本人ですら自分が何を考えていたかなんて解らなかったかもしれませんね。

(2004年11月・DVDレンタル)★はつけません

OFFICIAL SITE : http://www.gaga.ne.jp/bowling/top.html

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コメント

Micharaさんのご意見に賛成です。

映像そのものは事実かもしれませんが、その中から「何」を切り取って、「どう」編集するかによって、真実からかけ離れてしまうことがあるということを、私たちは忘れてはいけないと思います。

ごく普通に話したことも、前後をカットされて強い響きの単語だけに焦点を当てられたら、真意から程遠くなるものだとも思うのです。

我々は真実の全てを見聞きすることは不可能ですよね。
拾い集められて報道された情報のの断片を、多くのソースからなるべく満遍なく見直して、自分なりに判断していかなければいけないな~と思っていますよ。

とても難しいことですが、情報の取捨選択は、他人に左右されること無く、できるだけニュートラルな状態で見極めていきたいと思います。
Micharaさんのおっしゃるように、1つの「知識」として、ドキュメンタリーは見るべきなんでしょうね。

エラソ~に書きましたね、ごめん。

投稿: camellia | 2004/11/24 21:17

ありがとうございます~。最初はいつもの調子で「マイケル・ムーアってどこまで本気なのか、本当にバカなのか分かりませ~ん」って書こうと思っていたんですけど…(笑)。

書き始めたら、「否定も肯定もしたくないな~」って思ったんですよね。

私なんて、最近は本や新聞もあまり読まないし、ニュースも見ないので世界情勢にも疎くって…。たまにこんな映像を見ちゃうと、この情報全てを真実だと思い込んでしまう危険があるんですよ。

なので、自分への戒めの意味を込めて書きました。

神様のように"何もかも全てお見通し"なんて人間には無理ですもんね~。一部分しか物を見られないのなら、色々な角度からたくさん見てみないといけないですよね。

たまに真面目モードにスイッチ入れてみるのですが、やっぱり肩ゴチゴチになります。こんな時はオバカコメディを観てリラックスしなくっちゃ(笑)。

投稿: Michara | 2004/11/25 21:32

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